Second Life in Japan
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2008年1月22日より施行される「銀行」に関する判断事例をまとめます。これらは「参考」であり、これによって「判断」をするものではありません。個々に記載されていない背景がある場合もありますので判例とはならないことに注意下さい。疑義がある場合は個別にサポートへ確認する、ガバナンス・チームへ確認するなどの対応をお願いします。

公式文書関連[]

判断のポイント[]

何が禁止事項なのか?
※本項目について ノートでご指摘をいただいています。下記囲み部分三箇所については Nock Forager 2008年1月13日 (日) 05:36 (UTC) による個人的見解を含むことと注記させていただきます。なんらかの判断を必要とされる方はサポートへ個別に問い合わせを行ってください。
Knowledege Baseに掲載されているポリシーには重要な箇所にアンダーラインおよびボールドがかけられています。
禁止事項(Prohibited)としては「offer interest or any direct return on an investment
(投資に対して利子・利息・金利または直接的な利益を提供する行為」と書かれています。
「この場合はどう?あの場合はどう?」という形式を言う前に「行為」としてこれに当てはまるかどうかをまず考えましょう。
(例:ギャンブル規制において「ポーカー」というゲームが禁止なのではなく、投資に対してランダムに金銭を
当選させるまたは賭ける行為 が禁止だとされたのと同様の考え方です)。
また、これに関し補足記述として以下の項目が挙げられています。
  • whether in L$ or other currency - リンデンドルまたは他の通貨にかかわらず
  • from any object, such as an ATM, located in Second Life - セカンドライフ内に設置されているすべてのオブジェクト(例えばATM)
  • without proof of an applicable government registration statement or financial institution charter - 政府による認可されている、または公共の財務機関であることの証明がないもの
補足記述は統制を行ううえでの具体例を絞るためのものと考えられますので、
例えば「ATMを使わずに直接取引ならどうか?」などを考えるのは無意味です。
実際に押えられて検挙されるかどうは別として先に記述されている「行為」として違反していれば違反となります。


事例[]

金利がない場合はどうか
貸金庫的なものは対象となりません。SL Exchangeのように預金をプールするだけのものは対象となりません。
金利を保証しない場合はどうか?
FAQに「Are any other inworld businesses, such as stock exchanges, covered by this policy?(イン・ワールドのビジネスで他にこのポリシーにかかる事例はありますか?例えば株式などはどうですか?」という項目があります。現時点では判断は保留としているようですが、ポイントとしては「interestという単語に負の利益も含むのかどうか」、明確に記載はされていませんが「投資時点で確定した利益を保証するかしないか」あたりが判断の基準になりそうです。
イン・ワールドでは「手続き」や「金銭の受け渡しのみ」を行い運用は外部の場合はどうか?
行為としてはNGですが、見た目上アバター間で金銭が行き来するだけであればこれを規制・実証をすることは困難ではないかと思われます。
なんらかのモノを仲介するような場合はどうか?
リアルのパチンコ屋ではありませんが、何らかの「景品」を媒介としてしたとしても「行為」としてはNGです。
実証は困難と思われますが、これはリアルの法でも同じで、その「しくみ」が自明であれば立件・規制される
可能性は高いと思われます。


その他[]

疑問点などはこのページの ノートに書いていただければ機会を見てガバナンス・チームへ確認をしたいと思います。

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